円形脱毛症と向き合うプロジェクト

円形脱毛症は、子どもから大人まで男女問わず発症することから誰もが正しく向き合う必要があります。日本では従来、円形脱毛症の発症原因として精神的ストレスが強調されてきましたが、現在では、円形脱毛症の根本的な原因は、免疫の異常な働きによって引き起こされる 「自己免疫疾患」と考えられています。当社の調査では、「円形脱毛症の原因はストレスである」と考える人が約8割いる一方で、「免疫異常が原因」と認識している人は4人に1人の割合に留まっていました。また、円形脱毛症の患者さんの多くが「心が弱い人間だ」と考え、自分自身を責めていることも明らかになりました。こうした現状を踏まえ、円形脱毛症への“思い込み”を解き、世間からの視線に苦しむ患者さんを取り巻く社会を少しでも”思いやり”のある環境に変えたいという思いから本プロジェクトを発足しました。

日本イーライリリーは、引き続き、円形脱毛症に関する情報を発信することで、円形脱毛症に対する“思い込み”を“思いやり”に変える一助となるべく、活動を推進してまいります。

「本当のジブン」

「見る目を、変えよう。」プロジェクトの発足1周年にあたり、円形脱毛症のある患者さんが自身の症状に悩みながらも、「円形脱毛症」の根本的な原因を理解していく中で、周囲に対して、そして自身に対して、少しずつ前を向いていくさまを動画で描きました。

「見る目を、変えよう。」には、円形脱毛症という疾患と患者さんに対する社会の見方や行動、関連する様々なステークホルダーの方々の見方を少しでも変えたいという思いを込めています。ロゴデザインで使用しているリボンは、キャンペーンの一貫したモチーフであり、患者さんの思いをつなぐ役割としてデザインしました。またリリーのコーポレートカラーである赤色と「希望」を想起させる黄色を使用し、関わる全ての方々の未来に少しでも希望が生まれるよう、思いを込めました。

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本書に使用している、「当社調べ」の円形脱毛症患者および一般生活者調査の概要は以下の通り。

【共通】
調査期間: 2022年 2月7日(月)~2022年2月9日(水)
調査方法: インターネット調査
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しています。合計が100%にならない場合があります。

【円形脱毛症患者調査概要】
有効回答数: 47人(男性:30人、女性:17人  平均年齢:44.9歳)
※これまで医師から円形脱毛症と診断された方(過去の罹患者も含む)
※患者の内訳分析については、サンプル少数につき参考値

【一般調査概要】
有効回答数: 250人(男性:125人、女性:125人 平均年齢:45.3歳)
※これまで医師から円形脱毛症と診断されたことがない方(過去の罹患者も含む)